【彼等の場合】第七章・美晴の場合ー4

【彼等の場合】第七章・美晴の場合ー4

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美晴の市原への思い…

美晴編で美晴を掘り下げるに当たって、一番表現が難しかったのが「市原への想い」。

友達である千沙の想い人、市原。

市原に対して特別な感情を抱いている自覚はあるものの、それが何なのか分からない美晴。

そして、市原がもしかして自分のことを好きなのでは…?それは困る、と距離を置く美晴。

単に仲良しの千沙が市原のことを好きだから、そんな市原が自分を好きだったら困るのです。それは中学時代に友達を失った原因でもあるからです。

でも、それだけじゃない…。

市原に告白されたくないその理由は、千沙と市原のような関係に憧れを持っていた美晴が

市原と接することで二人のような人間に近づけたのだと錯覚していたかったからなのでした。

市原が千沙を好きなのだと確信した美晴は心底嬉しかったはずです。

「市原が私に接してくれたのは、恋愛感情じゃなかったんだ。ずっと欲しかったただの友情だったんだ。」

(これはあくまでも美晴目線です。市原目線だと、美晴に対して「綺麗だな~」などと思っている描写があります。)

美晴の悩みを長々と描いてきましたが、「自分の気持ちを表に出すこと」「異性の友情があること」という割と誰でも普通に出来てしまうことが出来ない人物を描いてみたいなぁ~というのが根底にありました。

深く掘り下げないと、そんな出来て当たり前のことに悩む人物像に説得力がないなぁ~と思いながら(番外編で瀧さんという人物を生み出してまで)深く深く描いてみたつもりなのですが…

掘り下げすぎるとややこしくなるんですね。勉強になるなぁ~…

でも、ありがたいことに美晴編が一番DMをくださる読者の方が多い章でした。

「私も美晴にそっくりです。」「美晴みたいに変わりたいと思えるようになりました。」等々…。

美晴編は描くのが本当に大変で投げ出しそうになりましたが、読者の方々に一番支えていただけた思いで深いストーリーになりました。

次回、美晴編まとめ読みも完結です。

楽しんでいただけたら光栄です!!

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