【彼等の場合】第七章・美晴の場合ー1

【彼等の場合】第七章・美晴の場合ー1

【前編あらすじ】

外見が良いせいで中学時代にモテていた美晴。

「自分の中身は何もないのに」「外見から期待される中身との落差が怖い」と他人に対して心を閉ざしがちになっていた。

そんな時、一度告白を断った宮元に「ガッカリした。そうやっていつまでも殻に引き篭もっていればいい。」と売り言葉を発せられる美晴。内面にグサリと突き刺さる言葉は、ショックの反面なぜか嬉しく感じた。

宮元の言葉を受けて、殻に閉じこもる自分から本当は変わりたかったという自分の願望を見出す。

「変わろう!」そう思った美晴は小さな一歩を踏み出すのであった。

美晴の場合・前編はコチラから読めます

自分らしさってなに??

外見で判断されがちな人の心情の中にはきっと「本当の私を知らないくせに」「私らしさを見てくれない」と拗ねている感情もあるのだと思います。

けれど、そうやってこだわる「自分らしさ」って何だろう?

人間誰でもその場その場で期待される役割を自然に演じていたり合わせて生きていると思うのです。

「自分らしさ」って不変なものじゃないのではないでしょうか。

宮元や瀧さんの言葉を受けて、「自分らしさ」にこだわるせいで自分の首を絞めていたことに少しずつ気が付き始めた美晴。

小さな気付きでも、それはもう小さな変化が起こっているのだと思います。

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